並列分散処理は、コンピュータの計算速度を向上させるために必須の高速化技術であり、マルチコアプロセッサ、マルチプロセッサ、PCクラスタ、スーパーコンピュータに至るまで広く用いられています。並列処理方式では、計算処理を複数のプロセッサ(あるいはプロセッサコア)に分散し、各プロセッサが協調してプログラムを実行することにより計算速度を向上させています。即ち、各プロセッサは、分割されたプログラムの一部分を実行すればよく、プロセッサ数に応じた高速化が可能です。本研究室では、並列コンピュータで並列処理を行うための並列ソフトウェア、及び、アプリケーションの並列処理に関する研究を行います。
「並列計算方式とスケジューリングアルゴリズム 」
並列性最大化のための並列計算方式とスケジューリングアルゴリズムについて研究を行います。具体的には、階層統合型実行制御を用いた粗粒度タスク並列処理について研究を行います。本方式では、複数階層にまたがった並列性を効果的に利用することが可能であり、計算処理を高速化することが可能です。
「並列化コンパイラの最適化技術」
並列処理において高い実効性能を達成するためには、プログラム中の並列性を最大限に利用し、かつ、データ転送を最小化することが必要となります。そこで、並列コンピュータにおけるキャッシュ有効利用のためのデータ分散技術ならびにコンパイラ最適化技術について研究を行います。
「マルチコアプロセッサ上でのアプリケーションの並列処理」
音楽情報処理のメディアアプリケーションやバイオインフォマティックスのプログラムを、マルチコアプロセッサ(あるいはPCクラスタ)上で並列処理する方法について研究を行います。並列プログラムは、OpenMP、Javaマルチスレッド、MPIを用いて作成します。