研究室紹介
人間の脳が行う情報処理の70-80%は視覚系を通して行われるといわれており、その処理対象となる画像情報の役割は極めて大きい。特に、マルチメディア時代の到来を迎え、画像情報処理の役割は一段と重要になってきている。一口に画像情報処理といっても、その範囲は文字・図形認識、画像符号化、画像識別、画像生成・モデル化、医用画像処理、ロボットビジョン、コンピュータグラフィクス等多岐にわたる。このうち、当研究室では画像の生成・モデル化、画像符号化、文字・線図形認識、画像識別等の問題を人工知能、統計学、信号処理などの手法を用いて研究している。
研究内容
「フラクタルモデルによる画像符号化・生成・識別」フラクタルは部分と全体が同形である自己相似な図形のことであるが、本研究室ではフラクタルモデルの精密化を図りつつ、その応用を以下の立場から研究している。
- 自然画像の生成モデル
- リモートセンシング画像、医用画像の解析、患部検出処理
- 画像符号化への応用
これらはそれぞれ重要な分野であるが、特にフラクタル画像符号化は次世代の画像符号化法として注目され、多くの企業・研究機関で研究が進められているものである。
「線図形(文字・図形・指紋等)認識」
パタン統計学の立場から、変形・雑音に強い線図形認識法の研究を行っている。特に、高性能なオンライン手書き文字認識法、図形認識法、指紋識別などが主な認識対象である。地図の解析、認識なども守備範囲で、オンライン図形入力も視野に入れている。
「統計学的画像処理・パタン認識」
画像分解能、2値化処理、量子化レベル等におけるパラメータの最適決定法、データに依存した最適画像処理アルゴリズムの実現法、混合分布のパラメータ推定法、クラスタリングなどについて研究を進めている。
「一般画像認識・理解」
コンピュータビジョン、テクスチャ解析、その他、画像の認識はすべて研究対象とする。
「応用統計学」
経済学や文章の統計的な解析にも興味がある。