ごあいさつ
学科主任 山内 長承
東邦大学理学部情報科学科は、平成元年以来21年間で1600名以上の卒業生を送り出してきました。その間に情報科学を取り巻く環境も大きく変化し、PCやネットはありふれた存在となり、内部の仕組を知らなくても使える情報機器も街にあふれるようになりました。
しかし、ずっと変わらずに情報科学の基礎にあるのは、物事や現象を数理的に理解しモデル化することと、そのモデルに基づいてコンピュータを使って役に立つ情報処理や分析などへ応用することです。数理モデルは、コンピュータによる処理や分析の土台として欠かせませんし、コンピュータは人間では処理できない量のデータや計算を扱うことを可能にします。東邦大学の情報科学科では、この2つの基礎とその応用分野を学ぶことによって、情報技術者として社会に役立つ人材を育ててきました。
そのために、100名の学生定員に対して19名という多数の教員を擁し、幅広く且つきめ細かい教育を目指しています。また、学生の学びへのスタンスに合わせて、数理の基礎から積上げて学ぶ数理知能科学コースと、マルチメディアや生命・医療科学への応用から情報科学へ切り込むメディア生命科学コースを用意しています。2年次初頭にコースを選択しますが、アプローチが異なるだけで、いずれも数理モデル・コンピュータの2つの基礎とそれらの応用分野を学習します。4年次では全員に卒業研究が課され、さまざまな分野の中から課題に挑戦します。
卒業生は、情報産業を中心としたさまざまな情報処理の現場で働いています。 情報系の技術者は不況の中でも一定の求人があり、他の分野に比べて高い就職率を実現しています。また、数学・情報の教員資格を得て教員になるものもいます。
東邦大学理学部の情報科学科では、数理・情報処理やその応用問題に意欲的に挑戦する学生をのびのびとした環境で丁寧に育て、社会へ送り出してきました。私どもはこの伝統を今後も継承し、更に充実した教育を提供してゆきます。